目次 > 北海道長沼町に要望書を提出

北海道長沼町に要望書を提出


 北海道長沼町の散骨場は「ホロナイ樹木葬森林公園」と名乗り、地域住民とトラブルになっています。この運営者は、私が「樹木葬」の商標登録しなかったことを利用し、私が考えた樹木葬墓地と全く形態が異なる散骨に「樹木葬」という名称を使っています。法的に問題にならないからということで、評判になった名称を利用したと思われます。
 長沼町は、住民の意向を受け入れ、条例で規制するそうですので、この散骨場は消滅すると考えられます。そのことは全く問題がないのですが、町当局は、今後同じようなトラブルが起きないよう、国などに散骨場を規制する要望書を提出しました。
 その際、町当局は散骨と樹木葬を同一視した表現をしています。恐らく調査不足のためと思われますが、私の始めた墓地埋葬法に則った「樹木葬墓地」までも規制対象にされているかの誤解を与えるような文言が入っているため、心配して電話してきた方もいらっしゃいます。また、今後樹木葬墓地を契約したいと考えていた方にも誤った観念を植え付ける恐れがあります。
 よって、祥雲寺(知勝院)は、行政から与えられかねない風評被害を避けるために、長沼町議会議長宛に、誤りを訂正するよう下記の要望書を提出しました。


平成17年3月23日
長沼町 町議会議長殿
岩手県一関市字台町48−2
祥雲寺住職 千坂げんぽう
「樹木葬」名称に関する要望
 平成17年3月22日、東京の株式会社鎌倉新書からの文書で、貴町議会が「ホロナイ樹木葬森林公園」設置に反対する決議をし、さらに国などに対して「樹木葬、散骨場」造成に係わる法規制等に関する要望意見書を提出したことを知りました。
 長沼町の散骨場に樹木葬という名称を使用することは、樹木葬を命名し実践している者として大変憤りを感じていました。祥雲寺の樹木葬墓地は、墓地埋葬法に則って地域住民の同意と行政の承認を得て実現したものだからです。
 祥雲寺の樹木葬墓地はマスコミ等で評判になり、今回の「ホロナイ樹木葬森林公園」関係者と思われる人も墓地を見に来ています。その際、祥雲寺では「樹木葬」と言う名称を商標登録しなかったわけを話しました。私と同じように墓地埋葬法に則り、樹木を大事にする人が続くことを想定し商標登録しなかったと説明したのです。 その際、樹木葬墓地を設置するためには、@宗教法人か行政でなければ永続性の問題で許可されないこと A地域住民の同意と墓地予定地隣地所有者の許可が必要なこと の2点を説明致しました。そして、樹木葬という名称を使用するときには一報して下さいと申し上げました。
 ところが、「樹木葬」という名称を使用しても文句を言われないということだけを利用して、当方とは全く無縁の散骨に、連絡も無しに、「樹木葬」という名称を一方的に使用したのです。
 当方としては、告訴などの手段も考えましたが、地域住民の反対運動が起きているということを知り、静観していました。
 この度、条例で散骨場を規制すると言うことですが、散骨場なのに永代使用料めいた料金を取っていると言うこと等を伝え聞くと、規制も当然と思います。また、地域住民の声を全く無視して散骨を行うのも、散骨を運動として始めた人々の趣旨にも反しているのではないかと考えられます。
 以上のことから、貴町議会の決議には何ら問題がないと考えますが、国等に対する要望意見書にある文言「樹木葬、散骨場」云々の「樹木葬」だけは取り下げるよう要望致します。既に認知されている樹木葬という葬法は、貴町での散骨場とは全く異質のものです。貴町議会の要望意見書は墓地埋葬法に則って行っている祥雲寺の「樹木葬墓地」までも法的に問題であるかのような誤解を生みます。新たな風評被害を出さないで下さい。 要望意見書の文言を訂正し、何らかの方法で訂正したことを世に知らしめるよう、対策を早急に取られますようお願い申し上げます。
 なお、祥雲寺の樹木葬墓地を見学し、長沼町の散骨場とは全く異なることを体験して下さい。行政が間違った認識から、民間に被害を与えることは厳に慎まなければいけないことと思います。責任ある回答を期待しております。

 






臨済宗 大慈山祥雲寺
〒021-0873 岩手県一関市字台町48-2